【リアルアーティストライフのススメ】カセットテープ専門レーベル

ゴールデンウィークに
ある音楽イベントに行った時のこと。

とあるインディーレーベルオーナーと
話す機会があった。

彼は僕が知る限り
日本でも10本の指に入るほどの音楽マニア
で、持っているレコードやCDの数も異常だ。

よく

「CDを何枚もってる?」

なんていう会話は日常で耳にすることも
あるだろうが、彼の場合の回答は、

「うーん、あそこからここまで」

といった感じだ。。

つまり、持っているCDとか
レコードの単位が

「数」ではなく、「距離」

なのである。

もちろん、それだけ量が多い
という意味であるが、
量が多すぎて、部屋が傾いてしまった
というエピソードもあるほどだ。

持っている量を「数」ではなく「距離」や「重さ」で
表現せざるを得ないことに異常さを感じるだろう。

で、この音楽マニアのレーベルオーナーと
世界の音楽事情に関していろいろ意見交換をした。

そのときに興味深かった話は、、、

最先端のコンテンツ媒体はカセットテープであるということ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

である。

え?カセット?と思うだろうが、
そうあのカセットである。

CDなんて時代遅れ、
今はダウンロードでしょ?
iTunesもあるし、、

というのはふつーである。

海外では、

レコード+ダウンロード音声

というリリース形態もけっこう多いらしいが、
これも彼に言わせれば
ふつーである。

彼曰く、今の最先端は、なんとカセットテープ。

しかも、ダウンロード版のない作品もあるのだとか(笑)。

実際に海外では、
カセットテープばかりリリースしている
インディーレーベルがあるらしく、
300本リリースすると、
あっという間に
200本くらいは捌けるのだとか。

で、毎日のように新作がリリースされ、
どんどん売り切れていく。

音楽マニアのカセットテープ市場が
出来上がりつつあり、
ひそかにブームなのだ。

で、実はこういった情報は
日本にはほとんど入ってこない。

検索してみたが、日本語で
このカセットレーベルのことを
解説しているサイトはひとつもなかった。

しかし、敏感なアーティストは、
すでにこういう誰もいない方向に
進んでいるのである。

この音楽マニアのレーベルオーナーも
言っていたが、
今の日本の音楽市場の8割はAKB。

それにジャニーズを足して、
アイドルだけで9割ほどと
なっているのが現状だ。

では、僕らみたいなアーティストが生き残る道は…

そう、そこには世界のマニアックな
アーティストがカセットテープでリリースして、
見えないブームを起こしている
というところにヒントがある。

未開拓なことにチャレンジする
パイオニアスピリットを
持つものこそがリアルアーティスト
ではないかと個人的には思っているので、
いまのメインストリリームに対して、
どういう立ち位置をとるかが
重要になってくるだろう。

あなたはどう思うだろうか?

ぜひあなたなりに考えて、
今後の活動の参考にして欲しい。

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2013年5月20日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:RAS

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