【Keword for creators】コンテンツ

今回のキーワードは、
来月のイベントの核ともなる
「コンテンツ」にしよう。

コンテンツというと
あなたは何を浮かべるだろうか?

wikipediaから引用すると、

コンテンツとはあるものの「内容」のこと、概念。

とある。

これだけだと、抽象度が高いので
もう少し引用する、、、

 

「コンテンツ」とは、映画、音楽、演劇、文芸、写真、漫画、アニメーション、コンピュータゲームその他の文字、図形、色彩、音声、動作若しくは映像若しくはこれらを組み合わせたもの又はこれらに係る情報を電子計算機を介して提供するためのプログラムであって、人間の創造的活動により生み出されるもののうち、教養又は娯楽の範囲に属するものをいう(コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律2条)
また、コンテンツは、発信者であるクリエイター×表現技術×伝達手段と因数分解される。インターネットの普及に伴い、コンテンツの発信者としては、それを仕事とする専門のクリエイターだけでなく、ユーザー自体が発信者たりうるCGM(Consumer Generated Media)が登場している。

 

法的には、教養・娯楽に属するものである(らしい)。

が、僕が特に興味を引かれたのは、
コンテンツを因数分解すると、

発信者であるクリエイターもコンテンツの一部である

ということだ。

これは、今年のロックの日の
イベント企画である

「コンテンツは日本を救うのか?」

に、ダイレクトに関わってくることである。

スポッティファイや
アンリミテッドなどのような
ストリーミング配信の登場によって、
ユーザーの音楽の聞き方が大きく変わる。

今までより安く手に入るので
ユーザーとしてはありがたいかも
しれないが、、、

ここで誰もが気になるのは、
アーティスト側の権利(収入)であろう。

こんな記事があったので、
目を通しておいてほしい。

音楽配信サービスの進化とアーティストの苦境:
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20130213/1047456/?P=1

この記事から引用すると、、、

 

音楽の提供方法が「CD→課金ダウンロード→定額ストリーミング」とシフトするに伴い、アーティストのロイヤリティ収入も「ドル→セント→1/10セント」と桁が一桁下がる形で低下しているのである。

 

この記事でも指摘している通り、
音楽配信のストリーミング化の普及により、
アーティストのみならず、
レコード会社や事務所など
関係スタッフに影響がでるのは
誰でも予想できる。

会社は収入源を分散させ、
生き延びることはできるが、
アーティストは単純にそうはいかない。

TPP問題が騒がれているが、
それと同様に発信者側にとっては、
対応を強いられる大きな変化である。

表現者がコンテンツの一部であるのならば、
いったいコンテンツは
表現者を救うのであろうか、、、

表現者はコンテンツとして
救われるのだろうか、、、

ストリーミング配信が進化する中で、
コンテンツは日本を救うのだろうか、、、

エヴァや日本鬼子、
マリオやアンパンマンなどの
キャラクターの行く末は、、、

そんなことを
「コンテンツ」というキーワードを
きっかけにぜひ考えてほしい。

 

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2013年6月3日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:KFC

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