【Q&A】ロンドンで音楽活動しています。集客のコツは?

————————————————————
▼▽Q.1▼▽:ロンドンで音楽活動しています。
イギリス人の相棒と二人で活動していますが
集客が大変です。好きになってくれる人は
凄くすきになってくれますが
まだまだ数がたりません。
————————————————————

【 A 1】;

大切なのは数よりも質です。

関係の薄いファンが10000人いるよりも、
濃い関係のファンが1000人いる方が
活動しやすくなると思います。
(し、長く自由に音楽活動をできるでしょう)

数が足りないとのことで、
不安かもしれませんが、
まずはすごく好きになってくれる人を
大切に活動してみてください。

はじめは5人でも10人でもOKです。

10人のコアなファンをつくれば、
そのコアなファンが自然と広めてくれます。

友達を誘って来てくれたり、
ブログやFacebookで
紹介してくれるようになったり、、、

いっしょに成長できるような仲間が
コアなファンです。

まずは徹底してコアなファンをつくり、
自分だけのコミュニティを
つくってみてください。

強固なコミュニティが出来上がってから、
コミュニティを大きくすることを
考えたらいいと思います。

————————————————————
▼▽Q.2▼▽:どこにフォーカスを当てるか?
つまり何を独自性としてアピールするかという
部分が気になります。
利益を生み出す部分をライブか、
それ以外の空間提供価値とするか、、、
————————————————————

【 A 2】;

Keword for creatorsでも取り上げましたが、
大切なのは「経験」です。

「経験」を提供する
「体験価値」を与えられないかを
考えてみてください。

コピーができないような
その場限りの体験を提供する
機会・場こそ、これから求められる
本当の価値になってくると思います。

だからこそ、世界トップDJには、
1プレイ5000万円という
報酬が支払われる時代なのでしょう。

————————————————————
▼▽Q.3▼▽:メルマガのための
アイディアの出し方など
を教えて頂けたら良いのですが。
————————————————————

【 A 3】;

メルマガをどういう位置づけで使用するか
によりますが、大切なのは世界観の提示です。

自分たちの世界観を提示し、
他ではマネできない
(比べられない)情報を
発信していくことが大切かと思います。

そういう意味では、今回取り上げた
「経験」が大きく影響してくるでしょう。

誰かに聞いた話、どこかで得た情報だけでなく、
経験に裏付けされた話は説得力があります。

自分の世界観の色が出せているかどうか、
まずはそのポイントを押さえた上で、
アイディアを出していくといいと思います。

僕がよくやるのは、自分の世界観、色という
ものを押さえた上で、今、自分に何が
求められているか、時代の流れからみて
何を言うべきだろうか、、、といった視点で
アイディアを出していきます。

————————————————————
▽Q.4▼▽:全てがお客さんと如何にして
接触を保つかという事を分かっているけど
逃げていたな、と改めて思い知らされました。
バンドメンバーは私含め全員シャイで
そこら辺のアプローチが
一切できていない事に気づき、
なんで人気があまり出ないのか
という事がよくわかりました。
————————————————————

【 A 4】;

お客さん、、、相手があってのことですから、
相手とどういう関係を創っていくかどうか、
だと思います。

メンバー全員がシャイであるとのことですが、
それが悪いわけではありません。

シャイな人間性・キャラクターに
魅かれる人もいるからです。

大切なのは想い・態度だと
僕は考えています。

相手とうまく話せなくても、
うまくコミュニケーションとれてなくても、
相手を敬い、一生懸命な態度を示せている
アーティストは、シャイな性格でも
うまくいっているケースを見かけます。

自分たちの立ち位置、
どうなっていきたいのかを
メンバー全員で話し合ってみると
いいかもしれません。

————————————————————
▼▽Q.5▼▽:知識や思考力、アイデアなど
一人のアーティスト・グループに、多くの要素が
求められる時代となっていると感じます。
————————————————————

【 A 5】;

そうですね。

今までブログやメルマガなどでお伝えして
きていますが、幅広い人間力を持った人に
全てが集まる時代だと思います。
(つまり、時代に求められているということです)

では、その幅広い人間力というのは
どうやったら身に付くのか、、、
ということになるでしょうが、
そこはやはり「経験」に左右される
ことが大きいと思います。

知識や情報を手にする事は
もちろん大切ですが、
同時に手と足を動かし、
行動し続けることが大切だと
僕は考えています。

行動するというと、走り続ける
みたいに誤解されてしまいそうですが、
僕のイメージは「新陳代謝」です。
停滞していると老廃物がたまり、
お世辞にも良い状態であるとは
言えません。

まずは動かし、壊し、マイナスに
振ってから、プラスにもってくる。

新しいものを創造する。

行動して、新陳代謝を促すことによって、
一段高いステージに進化できると
考えています。

 

==========================================
Real Artist Mail Magazineを不定期発行中

▼Real Artist Member登録は下記から。
http://bit.ly/RealArtistMember
==========================================

タグ

2013年8月13日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:Q&A

【リアルアーティストライフのススメ】北海道でエレクトロニカレーベルを運営するプロのバレエダンサー

呼吸法を指導してくれている先生は
リアルアーティストのライフスタイルを
体現している希有な人物だ。

北の地、札幌で1600gという
未熟児で産まれた彼は、3歳まで
発語もなく立つ事すらできなかったという。

お父さん、お母さんがいろいろな
取り組みをしたようだが、
なかなかうまくいかなかった。

そんな彼に転機が訪れる。

かかりつけの産婦人科医の院長夫人が
開催していた幼児向けの
バレエダンススクールに参加し、
バレエを始めることで発育が
どんどんよくなっていったのだ。

「これならいけるかもしれない!」

そう感じたお母さんは、
バレエを続けさせる。
(男の子でバレエをやっていたので、
学校ではイジメられていたんだとか)

3歳からずっとバレエを続け、
13歳でプロのダンサー養成スクール
でレッスンを受けるため
単身ロンドンへ留学する。

13歳でロンドンに行き、
30歳までの17年間、
1度も日本に帰ることなく
バレエに打ち込むというからすごい。
(親や友人から離れ、ロンドンで
17年間も過ごしていた)

プロのバレエダンサーとして
活躍していた彼に、
2度目の転機が訪れる。

命を危険にさらしてしまうほどの
大きな交通事故に遭うのだ。

一命をとりとめたが、
クビから下が動かないという
大けが。

1年間、車いす生活を送ったという。

そんな彼が取り組んだことは、、、

クビから下しか動かなくてもできること。

そう、呼吸だ。

彼はこの事故をきっかけに、
呼吸のトレーニングを独自で編み出し、
ヨガやピラティスなどの研究も加えて、
いま、多くの人たちに伝えるまで
メソッドを確立させた。

クビから下しか動かない状態から
先生になるまで回復・改善したのだ。

そして、いま、トレーナーとして
彼の経験に裏付けされた呼吸法を
伝授してくれている。

それだけではない。

呼吸法やカラダの使い方
といった指導だけでなく、
幅広い活動をしている点が
リアルアーティストだ。

札幌で北欧エレクトロニカ系の
レーベルを運営し、アーティストを
支援していたり、本気で世界を目指している
アーティスト向けで、ノルマなしで
ライブ等のできるイベント会場を
提供したりしている。

他にもNPO法人を手がけたり、
資料館を1週間貸し切って、
クリエイターの作品を展示する
催しものをしたり、茶道の先生をしたり、
幻の日本酒の製造なんかも
手がけたりしている。

ひとつのことでなく、
多岐に渡って活動している点が
リアルアーティストと言えるだろう。

専門家ではなく、何でも屋になろう、、、
そんなメッセージを思い出してほしい。

ガチガチの専門家は淘汰され、
柔軟な何でも屋が支持される時代なのだ。

リアルアーティストのライフスタイルは
彼のようにひとつのことに囚われないで
幅広く活動していくことにある。

==========================================
Real Artist Mail Magazineを不定期発行中

▼Real Artist Member登録は下記から。
http://bit.ly/RealArtistMember
==========================================

タグ

2013年8月10日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:RAS

【Keword for creators】経験

今回のキーワードは「経験」。

情報化社会なんて言われて久しいけども、
僕らは容易に情報を手に入れられる。

世の中にある95%の情報は
誰でもアクセスできる
と言われているほどだ。

つまり、ほとんど手に入れられない
情報や知識なんてない
ということである。

そして、今はソーシャルの時代
なんても言われている。

Twitter、Facebook、Line、、、

すぐに誰とでもつながり、
共有するのが当たり前となった。

そこで、いよいよ
ヴァーチャルリアリティ
の登場である。

ソーシャルな時代に飲み込まれて
経験不在の情報・知識が
一人歩きするようになった。

経験していないにも関わらず、
それ知ってる!となりがちなのだ。

これは勉強しがちな人ほど
陥りやすいので
気をつけないといけない。

「あー、それね。知ってる知ってる!」

と安易にジャッジを下し、
空っぽな結論を
出し急ぐのだ。

これは笑っていられない。

ついつい僕らもやりがちだからだ。

CDを聞いただけで、、、

・このギタリストの音はなってねえな
・ヴォーカルの歌はダメダメじゃん
・リズム隊の息が全然あってない

なんて簡単に結論を出してしまいがち。

実際にライブに行ってみたら、
CDでは得られない音(=情報)に
触れることができるかもしれないのに、
CDなどの音源だけで
全て解った気になってしまう。

経験不在のヴァーチャルリアリティ。

イタい知ったかさんにならないためには、
行動し、経験すること。

誰にでも容易に発信できるインフラが
整っているからこそ、これからは

「経験」の差

が表現力の差になってくるだろう。

ぜひあなたも現場に足を運んでみて、
実際にいろいろなモノゴトに正面から
向き合ってほしい。

禁止キーワードは、

「何の意味があるの?」

だ。

意味や目的を示してもらうのではなく、
全体の経験を通じて、
自分から意味を見いだすもの。

そういった心がけが、5年後、10年後、
まわりとの差をつけることになると思う。

経験不在の知ったかさんに
ならないためにまずは、、、

行動してみよう。

==========================================
Real Artist Mail Magazineを不定期発行中

▼Real Artist Member登録は下記から。
http://bit.ly/RealArtistMember
==========================================

タグ

2013年8月6日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:KFC

アーティストにとっての身体性

いま、東京から帰る新幹線のなか。

恵比寿のとあるスタジオで、
呼吸法&新体操作&ウォーキング
のレッスンを受けてきた。

呼吸法というとヨガやピラティスなど
様々なものがあるが、もっと包括的で、
個人個人に合わせたもの。

本来、自分の持つ筋肉、身体に
「整える」という趣旨のトレーニングだ。

俗っぽいわかりやすい言い方をすると、
インナーマッスルトレーニング、
体感トレーニング、
ファンクショナルトレーニング、
なんかになるのかもしれないけど、
要するに、、、

本来自分自身が持っている身体に
近づくための儀式

というイメージ。

トレーニングというと、ムキムキの肉体を
手に入れるマッチョな運動を想像しがち
だけども、このレッスンは僕にとっては

「チューニング」

という意味合いがしっくりくる。

筋肉だけでなく、臓器や骨、神経などを
正しい位置に戻し、エネルギーを最適に使い、
最大限のパフォーマンスを
発揮してもらう。

そのためのレッスンだ
(なので儀式に近いかも)。

アーティストにとっての身体性の重要性は
ずっと伝えて続けている。

アーティストやクリエイターなどの表現者は、
アタマをよく使うし、感情コントロールが
良い作品作りにつながる。

アタマやココロをよく使うひとほど
身体を鍛えた方がいい。

なぜなら、アタマもココロもカラダの制限を
受けているし、密接に関係しているからだ。

逆に言えば、カラダをよく使う人は、
読書をしたり映画鑑賞をしたり、
アタマやココロに刺激を与える活動を
意識して行った方がいいと思う。

高いパフォーマンスを発揮するためには、

・カラダ
・アタマ
・ココロ

のバランスが大切だから。

自分の活動やスタイルを振り返ってみて、
この3つのバランスを見直してみてほしい。

アーティストにとっての身体性は
これからの時代より重要になってくるだろう。

==========================================
Real Artist Mail Magazineを不定期発行中

▼Real Artist Member登録は下記から。
http://bit.ly/RealArtistMember
==========================================

タグ

2013年8月3日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:近況

このページの先頭へ

Powered by WishList Member - Membership Software